ナショナルJOBA Ride 照月湖CEI 160kmエンデュランス馬術大会
■トピックス
20121122
伊豆パノラマ・ライド/エンデュランス世界選手権チャレンジ・カップ
Date:2012年11月9日(金)〜11日(日)
Place:静岡県国立公園高室山伊豆ホース・カントリー一帯特設コース(アラビアン・ホース・ランチ)
主催:伊豆パノラマ・ライド大会実行委員会


本当にいい大会だった。
天候にも恵まれ、写真のように富士山が綺麗に見えるパノラマコースからスタートしたライダー達は本当に楽しそうに景色を眺めながら走行し、多くのクルー・観衆はエンデュランス競技としては珍しく、ライダーの走行を確認でき、声援を送ることができた。

3*160km参加人馬6、1*80km2、80km JEF3、トレーニングライド60km3、40km2、20km2合計18人馬の参加であった。160km参加の6人馬は、日本のエンデジュランス史上最高の参加数である。世界選手権に挑戦できるライダーと馬が日本国内に育ってきた証であり、大変喜ばしいことである。
さらに、その結果は160km1組が代謝異常のため失権となったが、残る5人馬は完走。しかも160km参加の2人馬が時速14km以上の走行でCoC取得。1位の花子号は、初めての160km参加でありながら、CoC取得、しかもBC賞受賞の余裕を見せた。
同じくCoC取得の蓮見・カリーム号は、これで、今年3回目のCoC取得の快挙である。北池・蓮見の両ライダーは、今年8月イギリス・ユーストンで開催された世界選手権に出場・完走した直後の大会参加であった。七野・ケー・スター号、山崎・ゾルタン号、篠崎・スピリッツ号の3人馬も見事に時速10km以上で160kmを完走した。この結果は、日本のエンデュランスの世界をますます広げ、期待を寄せられる競技種目になったと言える。しかも、1*に挑戦する人馬がさらに拡大している。ステップアップの第1弾として80km JEF、80km1*への挑戦者が続き、見事な完走を果たしている。

80km1*には中山・アイマ号と小森・アズ号の2組が参加。中山・アイマ号は時速13.2kmでBC賞も獲得。改めて、アイマ号「母は強し」を感じさせる結果だった。一方のアズ号は1年以上のリハビリ期間後、丁寧に騎乗してきた小森ライダーの騎乗姿勢を褒め称えたい。

JEF80km競技の井下・ティック号の人馬の組み合わせの妙で、なんと1位でゴール、周囲を驚かせていた。秋山・ムーン号の疾走する姿を見ていたクルー・観客は「あれが道産子のスピードだろうか」と目を見張る観客が多かったことを特筆しておきたい。吉田ライダーと源氏号も見事に完走。

トレーニングライドである60kmの中山・コリン号、塩原・百花姫号、柳・若葉号の3人馬が6時間6分で完走、40kmのミルキー号とヒカリ号の2頭の若手ドサンコ・ポニーに騎乗した平川ご夫婦も仲良く完走、20kmの道躰・リサコ号、丸尾・姫桜号2人馬の全てが見事に完走。これからが楽しみだ。


伊豆パノラマ・ライド&エンデュランス世界選手権チャレンジ・カップ結果表

160km優勝、BC賞受賞、CoC取得の北池ライダーと花子号 160km2位、CoC取得の蓮見ライダーとカリーム号 160km3位で完走の七野ライダーとケー・スター号
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160km完走の山崎ライダーとゾルタン号 160km完走の篠崎ライダーとスピリッツ号 80km1*1位とBC賞受賞の中山ライダーとアイマ号
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80km*2位の小森ライダーとアズ号 スタート時風景 スタート時、第1レグのパノラマコース走行中の風景
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