ナショナルJOBA Ride 照月湖CEI 160kmエンデュランス馬術大会
■トピックス
20090621
照月湖CEI2☆、1☆エンデュランス馬術大会2009年6月
Date:2009年6月12日(金)〜13日(土)
Place:群馬県長野原町北軽井沢照月湖一帯特設コース
主催:照月湖エンデュランス馬術大会実行委員会


世界選手権の参加資格(CoC)取得のために2☆120km以上の競技に参加できる人馬は、日本には12人馬しかいない。6月の大会にはこのうち7人馬が参加するといった盛況振りであった。参加できなかった5人馬のうち3人馬は7月大会にエントリーの予定だし、1頭は妊娠中のため、もう1頭は牡馬のため参加見合せである。更に本大会は、今後の資格取りのために1☆80km参加が3人馬おり、今後に大きな可能性がある。そもそも80km以上の競技をさしてエンデュランスと言うのだが、80km以上の競技参加人馬数は、12人馬であった。
幸い、天候にも恵まれ、順調に大会前日の獣医検査も海外獣医が中心となって終了。審判長、スチュワード、TDの役員達は、前日にコース視察、施設視察を行い、大変満足していただいた。
120km組は、7組中5組が完走。1位は橘・フリーダム・セバスチャン号。BC賞は昨年のCEI大会と同様、3位完走の遠藤・ポニーボーイ号組であった。ヤング・ライダーの佐々木彩妃とマキナ号は、走行中に鞍がずれ、馬装を直すために約10分間のタイムロスを克服して、2位に食い込む健闘を見せた。谷・勝太郎号の到着は、午後8時16分。盛大なる拍手の中での獣医検査通過は、表彰式に明るさと楽しさを添えてくれた。
CEI1☆80kmの3組のうち、井下・ティッカーテープ号組が1☆獲得の優勝だ。一般参加の80km2人馬のうち、柳沢・アンジェラ・アラビアン号は平均時速11km以上であり、この難コースを見事な走行だった。河の走行に不慣れなユキツバキ号を数多くの河渡りで見事に走行させた高鳥選手は素晴らしい完走だった。
60kmのトレーニングライドには、ノーヴィスライダーが2名、しかも1名は道産子に騎乗し、アラブ種の馬とともに疾走してゴールに入ってくる姿は、「これは道産子だな」と、言葉に出して確認する必要があったくらい見事であった。ともに、ノーヴィス・ライダー組であった村岡選手は道産子百花姫号の強さ・速さに驚きを隠しきれないようだった。
40kmトレーニングライドは、ヤング・ライダーの永田選手とAHRの最年少アラビアン・ホース花子号とのペアーが、3時間58分の順調な走行結果であった一方、タイム・ロスのあった細野・ストーム号組と3人馬が約1時間遅れの結果となった。全国乗馬倶楽部振興協会の会長であり、八王子乗馬倶楽部のオーナーである細野氏がみずから騎乗・大会参加する姿こそは、まさしくエンデュランスの真の姿であり、本来あるべき姿として嬉しく拝見させていただいた。
20kmトレーニングライドの3頭は、仲良く3頭全人馬完走であった。
表彰式、獣医団長のジム・ボールドウィン獣医師は、「2007年の大会と比較して、馬、ライダー、クルーが格段の能力の飛躍を遂げている。大変素晴らしいことだ」との言葉、審判長のマイク・トムリンソン氏は「世界のトレイルはどんどん易しくなっている。このコースはかなり難しいコースだ。そのコースを使って、CEIの完走率70%は人馬・クルーともに見事である」との大会関係者にとっては、嬉しくも誇らしい講評をいただいた。


照月湖大会6月集計表



120km優勝の橘選手 120km優勝人馬 80km優勝の井下選手とティッカーテープ号
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80km優勝の井下選手 120km、BC賞受賞の遠藤選手とポニーボーイ号 BC賞表彰式での遠藤選手とポニーボーイ号
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照月湖コースの名物河渡り 走行中の120km組 走行中の40km組
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